コカイン類(コカの木の葉)− 興奮剤(Stimulants) −
コカインとは、コカの木の葉に含まれる(0.5〜1%)興奮剤で、南米(ペルー)原住民によって古くから知られていた。
本来、覚醒剤的な薬物であるが、依存性がきわめて強く、中毒になりやすいので、わが国では麻薬に指定されている。
神経系に刺激を与え、興奮させる作用を持っており、アッパーズ(Uppers)ともいわれる。服用すると眠気が消え、敏感になり、身体中に活力があふれるような気持ちになる。
塩酸コカイン :コカの葉から精製された単一の化合物である
クラック :コカの葉を乾燥させてものをクラックという特殊なパイプで
プロカイン :コカインの化学構造式の一部を有する合成品
依存性のない「代用局所麻酔剤」である(劇薬指定のみ)