抗HIV薬

2020年6月2日

医薬品各種(抗HIV薬)

テノゼット、ビリアード(一般名:テノホビル)

抗B型肝炎ウイルス薬:テノゼット
抗HIV薬[ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)]:ビリアード

腎機能低下時の用法・用量(テノホビル)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

テノホビルは、CYP2B6阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

エムトリバ(一般名:エムトリシタビン)

抗HIV薬[非ヌクレオシド系逆転酵素阻害薬(NNRTI)]:
「単独ではなくTDFとの合剤で使われることが多い」。(今日の治療薬2020,p.108)

腎機能低下時の用法・用量(エムトリシタビン)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

ツルバダ(一般名:エムトリシタビンなど配合)

配合剤(NRTI):
適応症(HIV-1感染症)

腎機能低下時の用法・用量(エムトリシタビンなど配合)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

デシコビ(一般名:エムトリシタビンなど配合)

配合剤(NRTI):
適応症(HIV-1感染症)

腎機能低下時の用法・用量(エムトリシタビンなど配合)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

ストックリン(一般名:エファビレンツ)

抗HIV薬[非ヌクレオシド系逆転酵素阻害薬(NNRTI)]:
適応症(HIV-1感染症)

エファビレンツは、CYP2B6の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

「経口アゾール系抗真菌薬の併用禁忌」(実践薬学2017,p.124)
併用禁忌:CYP2C19、CYP3A阻害薬・ボリコナゾール(ブイフェンド)

インテレンス(一般名:エトラビリン)

抗HIV薬[非ヌクレオシド系逆転酵素阻害薬(NNRTI)]:
適応症(HIV-1感染症)

エトラビリンは、CYP2C19阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

エジュラント(一般名:リルピビリン)

抗HIV薬[非ヌクレオシド系逆転酵素阻害薬(NNRTI)]:
「初回治療の薬剤として推奨される。TDF/FTCとの合剤であるコムプレラとして使用されることが多い」。(今日の治療薬2020,p.110)

リルピビリンは、CYP3A4の基質薬(影響を中程度に受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

ノービア(一般名:リトナビル)

抗HIV薬[HIVプロテアーゼ阻害薬(PI)]:
抗HIV薬としての役割よりも、CYP3A4阻害薬として他のPIの血中濃度を上げる役割が大きい。(今日の治療薬2020,p.110)

リトナビルは、CYP2C19阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

リトナビルは、CYP3A阻害薬(強い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

強いCYP3A阻害薬を有するリトナビルは、そのほかのPI(HIVプロテアーゼ阻害薬)と併用することによって、他PIの代謝を遅らせて血中濃度を上げる役割りを果たしている。つまり、抗HIV薬としての効果は期待されていない。

同様の理由で、リトナビルはヴィキラックス配合錠(抗HCV薬)にも配合されており、主薬の血中濃度を高めるとともに、血中濃度半減期を延長させる(1日の投与回数を減らす)効果がある。

「経口アゾール系抗真菌薬の併用禁忌」(実践薬学2017,p.124)
併用禁忌:CYP2C19、CYP3A阻害薬・ボリコナゾール(ブイフェンド)

レクシヴァ(一般名:ホスアンプレナビル)

抗HIV薬[HIVプロテアーゼ阻害薬(PI)]:

活性代謝物のアンプレナビルは、CYP3A阻害薬(中程度)である。

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

レイアタッツ(一般名:アタザナビル)

抗HIV薬[HIVプロテアーゼ阻害薬(PI)]:

アタザナビルは、CYP3A阻害薬(中程度)である。

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

プリジスタ(一般名:ダルナビル)

抗HIV薬[HIVプロテアーゼ阻害薬(PI)]:

ダルナビルは、CYP3A4の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

カレトラ(一般名:ロピナビル/リトナビル配合)

配合剤(PI):
新しいPIの台頭により使用される機会は少ない。LPVとRTVの合剤。(今日の治療薬2020,p.113)

ロピナビルは、CYP3A4の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

「経口アゾール系抗真菌薬の併用禁忌」(実践薬学2017,p.124)
併用禁忌:CYP2C19、CYP3A阻害薬・ボリコナゾール(ブイフェンド)

コビシスタット(一般名:コビシスタット)

抗HIV薬の薬物動態学的増強因子(ブースター)として、各剤に配合されている。スタリビルド、ゲンホイヤ、そしてプレジコビックスである。

コビシスタットは、CYP2D6阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

コビシスタットは、CYP3A阻害薬(強い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

シーエルセントリ(一般名:マラビロク)

腎機能低下時の用法・用量(マラビロク)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

マラビロクは、CYP3A4の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

スタリビルド、ゲンホイヤ(一般名:エルビテグラビル配合)

配合剤(INSTI/NRTI):

腎機能低下時の用法・用量(エルビテグラビル配合)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

ビクタルビ(一般名:ビクテグラビルなど配合)

腎機能低下時の用法・用量(ビクテグラビルなど配合)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

シムツーザ(一般名:ダルナビルなど配合)

腎機能低下時の用法・用量(ダルナビルなど配合)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

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1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2020年4月(令和2)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)