薬物動態学

肝機能検査

投稿日:2019年7月1日 更新日:

参考:肝炎.net(肝臓に関する検査の一覧)
http://www.kanen-net.info/kanennet/knowledge/inspection

肝細胞の障害の程度をみる項目

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP

AST(GOT)、ALT(GPT)

AST(GOT)やALT(GPT)は、肝炎などで大きく上昇する。逆に胆汁うっ滞などではあまり変化しない。黄疸など出た場合、胆汁うっ滞などに反応しやすいALP(アルカリフォスファターゼ)の値と比べることによって、黄疸の原因を探る目安にできる。

肝細胞の働きをみる項目

総蛋白(TP)
アルブミン、アルブミン/グロブリン比(A/G比)
中性脂肪(TG)
総コレステロール(TC)、コリンエステラーゼ(ChE)、乳酸脱水素酵素(LDH)
アンモニア
プロトロンビン時間(PT)
活性化部分トロンボプラスチン時間APTT

肝細胞、または胆汁の流れに障害がないかをみる項目

総ビリルビン
アルカリフォスファターゼ(ALP)
LAP

アルカリフォスファターゼ(ALP)

ALP値は、胆汁うっ滞があると大きく上昇する。肝炎などではあまり変化しない。黄疸など出た場合、肝炎などに反応しやすいAST(GOT)やALT(GPT)の値と比べることによって、黄疸の原因を探る目安にすることができる。

肝臓が線維化していないかをみる項目

血清膠質反応(ZTT・TTT)
γ-グロブリン(免疫グロブリン)、血小板数

関連URL及び電子書籍(アマゾンKindle版)

1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
上記まとめ記事から各詳細ページにリンクを張っています。
(現在の詳細ページ数、20数ページ)

2)サリドマイド事件に関する全ページをまとめて電子出版しています。(アマゾンKindle版)
『サリドマイド事件(第2版)』
世界最大の薬害 日本の場合はどうだったのか

www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00V2CRN9G/
2015年3月21日(電子書籍:Amazon Kindle版)
2016年11月5日(第2版発行)

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)製薬メーカー入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2019年5月(令和1)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)

-薬物動態学


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

消失速度定数(ke)と血中濃度半減期(T1/2)⇔ 消失半減期(生物学的半減期)

薬物動態学は、生体内の薬物の動き(吸収、分布、代謝そして排泄)を、主として薬物血中濃度の時間的推移から見ていく学問である。 薬物動態学では、多くの場合、体全体を血液で満たされた一つの箱(コンパートメン …

no image

バイオアベイラビリティ(生物学的利用率)と血中濃度曲線下面積(AUC)

バイオアベイラビリティ(生物学的利用率)とは、「投与された薬物のうち何パーセントが全身血液中に吸収されたか」を示す薬物動態パラメータである。生物学的利用能と同義語と考えてよい。 さて、経口投与された薬 …

no image

非線形性~肝クリアランス(肝固有クリアランスと代謝の飽和)~

肝クリアランスとは、肝臓が血液を浄化する能力のことを言う。つまり、肝臓が薬物を代謝する能力のことである。ただし、肝クリアランスには、クレアチニンクリアランス(腎クリアランスの指標)のような指標となるも …

no image

ワルファリン(抗凝固薬)

抗血栓薬(血液をさらさらにする薬)は、血管内で血栓ができにくくする性質を持っている。主として心筋梗塞や脳梗塞の予防を目的として使用される薬物である。 抗血栓薬(血液をさらさらにする薬)は、抗凝固薬と抗 …

no image

腎機能の程度を判断する指標「クレアチニン・クリアランス」(Ccr)とは

クレアチニン・クリアランス(Ccr)は、腎クリアランス(腎臓が薬物を排泄する能力)の指標として用いられる。 腎機能の程度(糸球体ろ過能力)を表す指標の一つであり、「血液中のクレアチニンを腎臓で除去して …