ST合剤(抗菌薬)

2020年11月10日

ST合剤(概要)

ST合剤:
作用機序(DNA、RNA合成阻害作用を有する)。
(キノロン系、リファンピシン、スルファメトキサゾール、トリメトプリムなどが同様の作用を有する)

「QT延長を来す主な薬剤」(実践薬学2017,p.212)

医薬品各種(ST合剤)

バクタ、バクトラミン(一般名:スルファメトキサゾール/トリメトプリム、ST合剤)

配合剤:
「(T)と(S)により相乗的な抗菌作用の増大。腎・肺への移行良好。MRSA感染症に対して使用されることもある」。(今日の治療薬2020,p.88)

抗菌スペクトル:
腸球菌属、大腸菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌、ニューモシスチス・イロベチー

腎機能低下時の用法・用量(バクタ)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(どんぐり2019,pp.108-111)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1)一般感染症:1日[錠]4錠、[顆粒]4g(T換算320mg)を分2
    2)ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制:治療の場合は1日[錠]9~12錠、[顆粒]9~12g(T換算720~960mg)を分3~4。発症抑制の場合は1日1回[錠]1~2錠、[顆粒]1~2g(T換算80 ~ 160 mg)を連日又は週3日
  • CCr(30~60mg/dL未満)
    腎機能正常者と同じ
  • CCr(15~30mg/dL未満)
    通常の1/2量
  • CCr(15mg/dL未満、透析患者を含む)
    一般感染症への使用は推奨されない
    ニューモシスチス肺炎に使用する場合には、一例として治療には1日[錠]6錠、[顆粒]6g(T換算480mg)を分1。発症抑制の場合は1日1回[錠]1錠、[顆粒](T換算80mg)を週3回、HD患者はHD日はHD後に投与
    なお、本投与法に関する情報は不足していることから、今後の検討が望まれる。

トリメトプリムは、CYP2C8阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン(最終案)」(2016年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

関連URL及び電子書籍(アマゾンKindle版)

1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
上記まとめ記事から各詳細ページにリンクを張っています。
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2020年4月(令和2)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)