抗ヘルペスウイルス薬(バルトレックスなど)

2020年5月6日

医薬品各種(抗ヘルペスウイルス薬)

ゾビラックス(一般名:アシクロビル)

「単純ヘルペスウイルス、水痘ヘルペスウイルスに対して効果あり」。(今日の治療薬,p.98)

腎機能低下時の用法・用量(アシクロビル)

「腎機能低下時に特に注意が必要な経口薬の例」(実践薬学2017,p.163)
尿中未変化体排泄率(75%)、減量法の記載有り。

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(25mg/dL以上)、常用量
    1)帯状疱疹:1回800mgを1日5回
    2)造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制:1回200mgを1日5回、造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで投与
    3)単純疱疹:1回200mgを1日5回
  • CCr(10~25mg/dL未満)
    1)1回800mgを1日3回
    2)3)1回200mgを1日5回。保存期では脱水予防、尿量確保する必要あり
  • CCr(10mg/dL未満)
    1)1回800mgを1日2回
    2)3)1回200mgを1日2回。保存期では脱水予防、尿量確保する必要あり
  • HD血液透析・PD腹膜透析
    1)1日1回体重に応じて400~800mg。HD患者では毎HD後
    2)3)1回200mgを1日1~2回

アシクロビルは、CYP1A2阻害薬(弱い)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

バルトレックス(一般名:バラシクロビル)

「アシクロビルのプロドラッグ。生物学的利用率が高い」。(今日の治療薬,p.99)

腎機能低下時の用法・用量(バラシクロビル)

「腎機能低下時に特に注意が必要な経口薬の例」(実践薬学2017,p.163)
尿中未変化体排泄率(アシクロビルとして85%)、減量法の記載有り。

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(50mg/dL以上)、常用量
    1)帯状疱疹:1回1,000mgを1日3回
    2)造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:1回500mgを1日2回、造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで投与
    3)単純疱疹:1回500mgを1日2回
    4)水痘:1回1,000mgを1日3回
    5)性器ヘルペスの再発抑制:1日1回500mg。HIV感染症患者には1回500mgを1日2回
  • CCr(30~50mg/dL未満)
    1)4)1回1,000mgを12時間毎
    2)3)1回500mgを12時間毎
    5)1回500mgを24時間毎。HIV感染症患者では1回500mgを12時間毎
  • CCr(10~30mg/dL未満)
    1)4)1回1,000mgを24時間毎
    2)3)1回500mgを4時間毎
    5)1回250mgを24時間毎。HIV感染症患者では1回500mgを24時間毎
  • CCr(10mg/dL未満)
    1)4)1回500mgを24時間毎
    2)3)1日1回500mg、保存期では脱水予防、尿量確保する必要あり
    5)1回250mgを24時間毎。HIV感染症患者では1回500mgを24時間毎
  • HD血液透析・PD腹膜透析
    1)体重60kg以上で非高齢者では1回500mgを週3回HD後、それ以外の症例には他剤を選択。
    3)1回250mgを週3回HD後

アラセナ-A(一般名:ビダラビン)

「ウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼを阻害。アシクロビル耐性のウイルスにも有効」。(今日の治療薬,p.101)

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1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
上記まとめ記事から各詳細ページにリンクを張っています。
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2020年4月(令和2)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)