抗精神病薬(統合失調症治療薬など)

2020年5月27日

医薬品各種(定型・非定型抗精神病薬)

ウインタミン、コントミン(一般名:クロルプロマジン)

フェノチアジン系抗精神病薬(プロピル側鎖):
鎮静作用強い。(今日の治療薬2020,p.859)
抗コリン作用リスクスケール、3点。(実践薬学2017,p.112)

セレネース(一般名:ハロペリドール)

ブチロフェノン系抗精神病薬:
抗コリン作用リスクスケール、1点。(実践薬学2017,p.112)

ドグマチール(一般名:スルピリド)

ベンザミド系抗精神病薬:

腎機能低下時の用法・用量(スルピリド)

「腎機能低下時に特に注意が必要な経口薬の例」(実践薬学2017,p.163)
尿中未変化体排泄率(90%)、減量法の記載無し。

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1)胃・十二指腸潰瘍:[50mg]1日150mgを分3
    2)統合失調症:[50, 100, 200mg]1日300~600mgを分割投与。1日1,200mgまで増量可
    3)うつ病・うつ状態:1日150~300mgを分割投与。1日600mgまで増量可
  • CCr(15~60mg/dL未満)
    1日25~300mgを分3
  • CCr(15mg/dL未満)
    1日25mgを分3
  • HD(血液透析)・PD(腹膜透析)
    1日25mgを分1。HD患者ではHD日はHD後

グラマリール(一般名:チアプリド)

ベンザミド系抗精神病薬:

腎機能低下時の用法・用量(チアプリド)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1日75~150mgを分3。パーキンソニズムに伴うジスキネジアの患者では、1日1回25mgから開始
  • CCr(15~60mg/dL未満)
    1日50~75mgを分2~3
  • CCr(15mg/dL未満、透析患者を含む)
    1日25~50mgを分1

リスパダール(一般名:リスペリドン)

セロトニン・ドパミン遮断薬(SDA):
抗コリン作用リスクスケール、1点。(実践薬学2017,p.112)

腎機能低下時の用法・用量(リスペリドン)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1)統合失調症:1回1mgを1日2回より開始し、維持量1日2~6mgを分2、最大1日量12mg
    2)その他の適応は添付文書参照
  • CCr(60mg/dL未満、透析患者を含む)
    活性代謝物が蓄積するため、1日1mgを分2より開始し、維持量2~6mg を分2、最大1日量6mg

インヴェカ(一般名:パリペリドン)

セロトニン・ドパミン遮断薬(SDA):

腎機能低下時の用法・用量(パリペリドン)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(薬物動態学マスター術第2版、2019,pp.108-111)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(80mg/dL以上)、常用量
    1日1回6mg,朝食後より開始。1日12mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は5日間以上の間隔をあけて1日量として3mgずつ行うこと
  • CCr(50~80mg/dL未満)
    1日用量として3mgから開始し、1日用量は6mgを超えないこと
  • CCr(50mg/dL未満、透析患者を含む)
    禁忌(本剤の排泄が遅延し血中濃度が上昇するおそれがある)

ジプレキサ(一般名:オランザピン)

多元受容体作用抗精神病薬(MARTA):
抗コリン作用リスクスケール、2点。(実践薬学2017,p.112)

オランザピンは、CYP1A2の基質薬(影響を中程度に受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

セロクエル(一般名:クエチアピン)

多元受容体作用抗精神病薬(MARTA):
抗コリン作用リスクスケール、1点。(実践薬学2017,p.112)

クエチアピンは、CYP3A4の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)

ドパミン受容体部分作動薬(DPA):

フルメジン(一般名:フルフェナジン)

フェノチアジン系抗精神病薬(ピペラジン側鎖):
抗コリン作用リスクスケール、3点。(実践薬学2017,p.112)

ピーゼットシー、トリラホン(一般名:ペルフェナジン)

フェノチアジン系抗精神病薬(ピペラジン側鎖):
抗コリン作用リスクスケール、3点。(実践薬学2017,p.112)

ペルフェナジンは、CYP2D6の基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

ノバミン(一般名:プロクロルペラジン)

フェノチアジン系抗精神病薬(ピペラジン側鎖):
抗コリン作用リスクスケール、2点。(実践薬学2017,p.112)

クロザリル(一般名:クロザピン)

多元受容体作用抗精神病薬(MARTA):
抗コリン作用リスクスケール、2点。(実践薬学2017,p.112)

クロザピンは、CYP1A2の基質薬(影響を中程度に受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

ロナセン(一般名:ブロナンセリン)

セロトニン・ドパミン遮断薬(SDA):

ブロナンセリンは、CYP3Aの基質薬(影響を強く受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

「経口アゾール系抗真菌薬の併用禁忌」(実践薬学2017,p.124)
併用禁忌:CYP2C9、CYP3A阻害薬・ミコナゾール(フロリード)
併用禁忌:CYP3A、P-gp阻害薬・イトリゾール(イトリゾール)

オーラップ(一般名:ピモジド)

その他の抗精神病薬:

ピモジドは、CYP3A4の基質薬(影響を中程度に受けやすい)である

「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン」(2018年7月)
(実践薬学2017,pp.146-147)

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サリドマイド事件のあらまし(概要)
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本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2020年4月(令和2)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)