ビスホスホネート(BP)製剤

2020年9月6日

ビスホスホネート製剤(概略)

マグミットの相互作用:
「本剤は吸着作用、制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある」。(以下、マグミット添付文書より引用)

  • テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌剤、ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤
  • これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。
  • マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。

医薬品各種(ビスホスホネート(BP)製剤)

フォサマック、ボナロン(一般名:アレンドロン)

相互作用:
併用注意(併用に注意すること)

  • 「薬剤名等」カルシウム、マグネシウム等の金属を含有する経口剤:
    カルシウム補給剤、制酸剤、マグネシウム製剤等
  • 「臨床症状・措置方法」本剤の服用後少なくとも30分経ってから服用すること。
  • 「機序・危険因子」本剤は多価の陽イオン(Ca、Mg等)とキレートを形成することがあるので、併用すると本剤の吸収を低下させる。

そのほか、テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌剤もキレートを形成しやすい薬物である。

ベネット、アクトネル(一般名:リセドロン)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    骨粗鬆症:[2.5mg]1日1回2.5mg。[17.5mg]1週間に1回17.5mg。[75mg]1ヵ月に1回75mg
    骨ページェット病:[17.5mg]1日1回17.5mgを8週間連日
  • CCr(30~60mg/dL未満)
    慎重投与(排泄が遅延するおそれがある)
  • CCr(30mg/dL未満、透析患者を含む)
    禁忌(CCr30mL/min未満では排泄が遅延するおそれがある)

リカルボン、ボノテオ(一般名:ミノドロン)

ボンビバ(一般名:イバンドロン)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1カ月に1回100mg、起床時
  • CCr(30~60mg/dL未満)
    減量の必要なし(Up to Date)
  • CCr(30mg/dL未満、透析患者を含む)
    投与を推奨しない (Up to Date)

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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと・あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2020年4月(令和2)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)