薬物代謝酵素:CYP(シトクロムP450)及びグルクロン酸抱合酵素
「薬物代謝酵素がかかわる薬物相互作用」
ファルマシア,Vol.50,No.7.pp.654-658,2014
https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/50/7/50_654/_pdf
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薬物代謝酵素:CYP(シトクロムP450)
CYPの活性は、加齢に伴って低下する
CYP(1A2,2C19,3A4)の活性は加齢に伴って低下する。CYP2D6は加齢の影響を受けないと言われている。また、抱合反応は、加齢の影響をあまり受けない。
CYPの活性は、肝障害によって低下する
「2015年版 循環器の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン」
http://jstdm.umin.jp/guidelines/JCS2015_Original.pdf
「薬物の肝代謝に及ぼす肝障害の影響は、薬物代謝酵素および肝障害の重症度によって異なる」。(上記,p.33)
以下本文を全て引用の上、箇条書きとした。
- 一般的に、CYP2C19やCYP1A2による肝代謝は、肝硬変の比較的早期の段階(Child-Pugh分類クラスAおよびB)から低下する。
- 一方で、多くの肝代謝型抗不整脈薬の主要代謝経路となるCYP2D6による肝代謝は、重度の肝硬変(Child-PughクラスC)から低下が現れる。
- CYP3A4による肝代謝は、Child-Pugh分類クラスBの肝硬変から低下する。
(実践薬学2017,p.21-22)
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1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
⇒サリドマイド事件のあらまし(概要)
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)
2021年08月25日(第5版発行)
2022年03月10日(第6版発行)
2023年02月20日(第7版発行)、最新刷(2023/02/25)本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。
Web管理人
山本明正(やまもと あきまさ)
1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2023年1月(令和5)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)