糖尿病治療薬(配合薬)

2020年5月28日

医薬品各種(糖尿病配合薬)

エクメット配合錠(一般名:ビルダグリプチン/メトホルミン)

腎機能低下時の用法・用量(エクメット)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1回1錠を1日2回朝夕
  • CCr(15~60mg/dL未満)
    禁忌(中等度以上の腎機能障害では腎臓におけるメトホルミンのの排泄が減少する)
  • CCr(15mg/dL未満、透析患者を含む)
    禁忌(透析患者(腹膜透析を含む)ではメトホルミンの高い血中濃度が持続するおそれがある)

イニシンク配合錠(一般名:アログリプチン/メトホルミン)

腎機能低下時の用法・用量(イニシンク)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1日1回1錠を食直前又は食後
  • CCr(60mg/dL未満、腎機能患者を含む)
    禁忌

1日1回1錠を食直前又は食後

メトアナ配合錠(一般名:アナグリプチン/メトホルミン)

腎機能低下時の用法・用量(メトアナ)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1回1錠を1日2回朝夕
  • CCr(60mg/dL未満、腎機能患者を含む)
    禁忌

メタクト配合錠(一般名:ピオグリタゾン/メトホルミン)

腎機能低下時の用法・用量(メタクト)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1日1回1錠、朝食後
    女性の場合は、ピオグリタゾンとして1日1回15mgから投与を開始することが望ましい
  • CCr(60mg/dL未満、腎機能患者を含む)
    禁忌(腎機能障害(軽度障害も含む)では、腎臓におけるメトホルミンの排泄が低下する)

リオベル配合錠(一般名:ピオグリタゾン/アログリプチン)

腎機能低下時の用法・用量(リオベル)

「腎機能低下患者さんへの投与量記載がある薬剤例(内服のみ)」(どんぐり2019,pp.108-111)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(60mg/dL以上)、常用量
    1日1回1錠を朝食前又は朝食後
    女性・高齢者の場合は、これまでのピオグリタゾンの投与量を考慮のうえ、ピオグリタゾンとして1日1回15mgからの投与開始を検討する
  • CCr(60mg/dL未満、腎機能患者を含む)
    禁忌(腎機能障害(軽度障害も含む)では、腎臓におけるメトホルミンの排泄が低下する)

カナリア配合錠(一般名:テネリグリプチン/カナグリフロジン)

スージャヌ配合錠(一般名:シタグリプチン/イプラグリフロジン)

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1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
上記まとめ記事から各詳細ページにリンクを張っています。
(現在の詳細ページ数、20数ページ)

2)サリドマイド事件に関する全ページをまとめて電子出版しています。(アマゾンKindle版)
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)
2021年08月25日(第5版発行)
2022年03月10日(第6版発行)
2023年02月20日(第7版発行)、最新刷(2023/02/25)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2023年1月(令和5)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)