排尿障害治療薬(ハルナールなど)

2021年6月13日

医薬品各種(排尿障害治療薬)

前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬(α1遮断薬)

ハルナール(一般名:タムスロシン)

排尿障害治療薬(α1遮断薬):
「α1受容体遮断薬。作用時間長い」。(今日の治療薬2021,p.1049)

ユリーフ(一般名:シロドシン)

排尿障害治療薬(α1遮断薬):
「選択的α1a受容体遮断薬。前立腺の緊張を除き尿道抵抗を改善」。(今日の治療薬2021,p.1049)

  • 基質薬の経口クリアランスに対するCYP3A4の寄与率CRは、中等度である。
    CR(CYP3A4)0.68M、(PISCS2021,p.46)

フリバス(一般名:ナフトピジル)

排尿障害治療薬(α1遮断薬):
「α1d/1a受容体遮断薬。作用時間が長い」。(今日の治療薬2021,p.1049)

アボルブ(一般名:デュタステリド)

排尿障害治療薬(ホルモン):
「5α-還元酵素阻害薬。前立腺容積を縮小」。(今日の治療薬2021,p.1050)

  • 「添付文書に「非線形型薬物である」と明記されている薬剤」(どんぐり2019,p.52)

ザルティア(一般名:タダラフィル)

排尿障害治療薬(そのほか):
「低用量PDE5阻害薬。NO/cGMPを増加し、膀胱を弛緩。頻尿に効果」。(今日の治療薬2021,p.1050)

アドシルカ錠(一般名:タダラフィル)肺高血圧治療薬

腎機能低下時の用法・用量(タダラフィル)

「腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧」日本腎臓病薬物療法学会(2019年4月1日改訂(32版))⇒注)2021年改訂34.1版有り

  • CCr(50mg/dL以上)、常用量
    1日1回40mg
  • CCr(30~50mg/dL未満)
    1日1回20mg
  • CCr(30mg/dL未満、透析患者を含む)
    禁忌(血中濃度が上昇すること、使用経験が限られていること及び透析によるCLの促進は期待されない)

タダラフィルは、CYP3A4の基質薬である(影響を強く受けやすい)

  • 「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン(最終案)」(2016年7月)、(実践薬学2017,pp.146-147)
  • CR(CYP3A4)データ無し、(PISCS2021,p.46)

セルニルトン(一般名:セルニチンポーレン)

排尿障害治療薬(そのほか):
「抗炎症・排尿促進作用」。(今日の治療薬2021,p.1051)

エブランチル(一般名:ウラピジル)

α遮断薬:
「α1選択性」。(今日の治療薬2021,p.630)

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1)サリドマイド事件全般について、以下で概要をまとめています。
サリドマイド事件のあらまし(概要)
上記まとめ記事から各詳細ページにリンクを張っています。
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2016年11月5日(第2版発行)
2019年10月12日(第3版発行)
2020年05月20日(第4版発行)
2021年08月25日(第5版発行)
2022年03月10日(第6版発行)
2023年02月20日(第7版発行)、最新刷(2023/02/25)

本書は、『サリドマイド胎芽症診療ガイド2017』で参考書籍の一つに挙げられています。

Web管理人

山本明正(やまもと あきまさ)

1970年3月(昭和45)徳島大学薬学部卒(薬剤師)
1970年4月(昭和45)塩野義製薬株式会社 入社
2012年1月(平成24)定年後再雇用満期4年で退職
2012年2月(平成24)保険薬局薬剤師(フルタイム)
2023年1月(令和5)現在、保険薬局薬剤師(パートタイム)